公益社団法人函館市医師会 函館市医師会病院

お知らせ

2015.01.08

平成27年『新春のご挨拶』病院長 本原 敏司

『新春のご挨拶』

新年明けましておめでとうございます。昨年も国内外で色々な話題がありました。年末選挙、号泣記者会見、虚偽報道謝罪、フェリー沈没、サンゴ密漁、噴火災害、ノーベル物理学賞など…。そんな中で、医療職として印象深いものが2つありました。1つは、理研のSTAP細胞論文不正認定です。斯界の最高権威の1つである「ネイチャー」でも騙されることがある。レフェリーのレベルなのか、共著に著名な指導者が付いていることへの配慮なのか、審査の限界を垣間見た思いです。その後の冷厳な監視カメラ付きの検証実験も後の祭りでした。一方、同じ理研で今度はiPS細胞を使った網膜細胞移植が成功し、ともかく信頼回復につながりました。基礎理論の確定に比べると小さな仕事かもしれませんが、最終工程での臨床眼科手術を担当した医師のストレスはきっと大変なものだったでしょう。もう1つは国立大学病院で同一外科医による腹腔鏡下肝胆系手術での相次ぐ死亡事例でした。難手術成功への挑戦というよりも過信・誘惑が強かったのか、技術的問題点の克服ができないまま、焦りの中で続行することに適切な助言ができなかったものか…やはり自分の力量には充分に謙虚であれという事です。私自身65歳を過ぎて未だに執刀する機会がありますが、一例一例の手術結果責任が若い時よりぐっと重くのしかかっているのを強く感じています。

 

さて、昨年は消費税が5%から8%となり、診療報酬改正は0.1%プラスでしたが、消費税補填分を除くと1.26%マイナスの設定でした。10月からは亜急性期病床と特定除外制度の廃止により、厳しい改定となりましたが、各科とも懸命に頑張ってくれて、「DPCコードに基づく治療実績」でも2型糖尿病は道内1位、認知症は3位、大腸悪性腫瘍は11位と発表されています。看護部も7:1算定要件の看護必要度の確保に充分貢献しており、2次救急輪番も継続されドクターヘリにも参入することになってます。

 

今年も地域医療支援病院として職員一致団結して堅実に努力して行く所存でございます。今後共更なるご支援を賜るようよろしくお願い申し上げまして、新年の御挨拶とさせて頂きます。

平成27年1月1日

病院長 本原 敏司

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