新年のご挨拶平成22年 元旦

病院長 本原敏司

 新年明けましておめでとうございます。

  昨年は医師の人事については激変の年でありました。3月末で循環器科1名(開業)と、消化器科2名のいずれもベテラン医師が退職し、その影響は経営的にも非常に大きなもの となりました。その後幸いにも、4月に麻酔科循環器科各1名、5月に消化器科1名、更に9月にはリハビリ医1名、12月に消化器科(兼在宅診療)1名の補充を行うことが出来 ました。

  しかし、ご存知の通り本年3月末での札幌医大・循環器科の撤退が喫緊の問題として迫っております。何とか循環器科を存続させるべく、および内分泌科呼吸器科の招聘も含め、各方面に働きかけておりますが、まだ明確な返事はどこからも頂いておりません。

  昨年4月にはDPC対象病院となり、包括部分の認識の徹底、後発医薬品の使用促進などDPC導入はスムーズに経過していると思われます。7:1平均在院日数19日も変らずクリアされております。

  6月には従来のDoctor to Doctorの紹介形態を根幹として残しながら、更に連携がスムーズに行くよう地域医療連携室センタークローバーを立上げました。副院長を室長とし、看護師、MSW、事務を配置し、徐々にではありますが機能を充実して会員の先生方のお役に立ちたいと思っております。

  そして今後、先に述べましたリハビリと在宅関連の医師の赴任により、亜急性病室を拡充し回復期リハ病棟の開設なども視野に入れた方向で、従来の急性期に加え慢性期対応も含めた地域循環型の病院を展望したいと考えております。

  さて、本年は診療報酬改定の年に当たります。この原稿を書いている段階ではまだ薬価が1.3%、材料0.1%引下げ程度の情報しかありません。政権交代時に厚労大臣は診療報酬 の大幅アップと期待感を持たせる発言がありましたが、仕分け作業での答申などで雲行きが怪しくなってきております。我々のような中規模病院には一体どのような影響になるのでしょうか。

  収入減の状況の中、今年は本当に厳しい岐路にさしかかっている当院ですが、開設4半世紀の地域医療支援病院として会員先生方との連携の中で、我々の専門性と安全管理が更に評価されるよう職員一致団結して堅実に努力してゆく所存でございます。

 今後共更なる御指導、御鞭撻の程宜しくお願い申し上げまして、御挨拶とさせて頂きます