新年のご挨拶平成20年 元旦

病院長  本原敏司
 新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。
本年も宜しくお願い申し上げます。

  昨年一年の世相を漢字一文字で表すと「偽」
もし病院がそういう評価を下されれば一大事ですが、幸い当院が大過なく業務遂行できたことは職員の努力のみならず会員皆様のご支援のおかげと心より感謝申し上げます。  

 更新された64列マルチスライスCT等の高額医療機器は順調に稼動しており、7:1入院基本料も医師会立看護学校の新設看護学科第1回生卒業に合わせて、会長、運営委員長はじめ関係各位のご尽力により5月に取得することができました。おかげさまで経済的には順調に運営することができました。

 平均在院日数も職員の意識と亜急性期病室の効用も加わり19日以下を維持し、「在院日数を短縮しても稼働率を下げないように」を合言葉に取り組んでおります。7:1での重症度、看護必要度に係る新しい評価案が発表され、当院の手術・化学療法・処置等の状況を考えると来たる4月以降の改定でもクリアできるかと思われますが、医師数見直しは気にかかるポイントとなっています。  

 一方7月にDPCへの手上げを行ないました。当初1年間のデータ提出ということでこれまで数回、各科の代表的疾患のレセプト上での出来高との比較・留意点を医局、医事課を中心に勉強してきましたが、もう1年分のデータが必要とのことで、逆に時間的余裕ができた分、疾患別在院日数の再認識、その短縮の為のクリパスの作成や亜急性期的転院先の確保等、更にいろいろな角度から検討を加え、後発品の進捗状況もにらみながら、スムースに移行できればと考えております。
現行でのDPC+7:1+地域医療支援病院等の機能評価係数の和=プラス0.1371がどのように調整、変更されるかも注視するところであります。

 しかし何と言っても、当院が安定的に運営されている最大の要因は、医師の削減がないという点につきます。
 他施設の状況を聞くにつけ、有難い限りです。力をつけてきた40代〜50代前半を主力にした良好かつ恒常的な主治医機能が、地域社会から信頼され患者紹介につながっております。ただいつまでもこうした状況が続くという保障は全く無いわけで、医師の確保・補充が院長職の最大の役割りと任じておりますが、当然のことながら実際にはかなり厳しい状況であります。

 後期研修医の募集に対してもまだ反応はみられません。
そして現時点での臨床現場の診療内容に目を向けてみると特に呼吸器系内科医の招聘と内分泌科の補充は喫緊の課題と考えております。
医師以外にも7:1での総勤務時間数に対する安定的運用のための看護師増員幅、1人体制のままの理学療法士の新採用、外来化学療法専任の配置体制等も重要案件であります。  

 今年は診療報酬改定の年に当たり、本体部分がいくらか引き上げられたとしても全体でどれ位のマイナス率となるのかその詳細は分かりません。
厳しい環境には変わりないとの認識のもと、急性期対応の地域医療支援病院として会員の皆様との連携の中で専門性安全管理が評価され「会員の先生方からも選ばれる病院」として位置付けられるよう、職員一同精励していく所存です。

 今後共更なる御指導の程、宜しくお願い申し上げまして御挨拶とさせて頂きます。